中田敦彦氏が提供する「NAKATA UNIVERSITY」には、なんと547万人以上のチャンネル登録者がいます。旧チャンネル名の「中田敦彦のYouTube大学」の方が馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
このチャンネルは、「YouTube大学」という名前の通り、講義形式の動画をはじめ、政治家や先輩芸人、話題の人との対談動画など、多彩なコンテンツが充実しています。
近年では、テレビよりも影響力があるとも言われ、彼の話題の動画を見ていないと友人や同僚との会話についていけないという声も多く聞かれます。
そんな国民的チャンネルとなりつつあるNAKATA UNIVERSITYですが、700本以上の動画が視聴可能なため、どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。
そこで今回は、中田さんのYouTube大学の中から、大人の教養を深められる動画5選をご紹介します。
中田敦彦のYouTube大学での必見動画① 「古事記って何?」がすぐ分かる!
まず最初におすすめしたい動画のタイトルは、
【古事記】壮大なる日本の神話!成り立ちから歴史的背景まで完全解説!
というもので、こちらは中田さんのYouTube大学のコンテンツで、指折りの人気と再生回数、評判のあ動画の古事記編になります。
日本人があまり知らないことを分かりやすく教えてくれる中田さんの説明が、再生回数や登録者増加の要因の一つでしょう。
今回ご紹介する古事記編は、2時間超ある長尺動画です↓
「古事記って何?」という初歩的なことから、日本人が国語や歴史で古事記を学ばない理由について、とても分かりやすく説明してくれています。
日本の天皇は何世代も脈々と引き継がれていますが、その天皇がどう生まれたのかを神話的に伝えるのが古事記なんです。
その他にも、日本という国の成り立ちを、古事記は物語調で説明しています。
この話を聞いて、気になって来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな知的好奇心旺盛な方々は、ぜひ古事記編をご覧ください!
中田さんが面白おかしく古事記を分かりやすく説明しているので、より一層話が入ってくると思いますよ!
中田敦彦のYouTube大学での必見動画② 三国志の全てがここにある!
続いてのおすすめ動画のタイトルは、
【三国志】英雄たちの夜明け!授業リクエストNo.1の超大作
になります。こちらは、ゲームや映画などの題材に選ばれることのある、中国の歴史の中でも随一に人気と知名度を誇る三国志についての動画です。
中田さんのYouTube大学では、30分動画4本の大作コンテンツで、中田さんの身振り手振りと話芸によって、三国志をより分かりやすく学ぶことができます。
歴史ストーリーなので、人物と出来事を時系列で確認しながらも、その背後にある事情や各登場人物の思いを、中田さんのストーリーテリングでさも自分が当時の中国にいるかのような没入感に陥るコンテンツとなっています。
三国志で有名な登場人物は、日本のアニメにも同じような名前のキャラクターがいますし、同じような道具を使うこともしばしば。日本のアニメやゲームが中国の歴史からインスパイアされることもある、何よりの証拠ですね。
日本と中国はお互いに複雑な歴史観、見方を持っていますが、中国に日本のアニメやゲームファンがたくさんいるように、日本に三国志ファンもたくさんいます。
このように、三国志を分かりやすくスピーディに知っておくことは、隣国理解の一歩にもなり、日本のアニメや歴史の元を学ぶ一助になるでしょう。
中田敦彦のYouTube大学での必見動画③ 難問に挑戦する天才数学者たち
3本目のおすすめ動画のタイトルは、
【フェルマーの最終定理】数学界最大の難問に挑んだ人類の壮絶な物語【Update版】
になります。数学と言えば、「難しいなあ」「一番苦手…」となる人が多い科目の一つではないでしょうか。すぐに方程式の解の公式を思い出せる人の方が少ないはずです。
必見動画3本目は、その数学についてです!苦手意識を一旦捨て、動画を少しだけでも見てみてください。数学界の難問に挑戦して来た数々の男たちの話を、中田さんが披露されています。
三平方の定理でお馴染みの「x^2+y^2=z^2」を満たす、x、y、zは無数に存在します。
それが「x^n+y^n=z^n」という式(3≦n)の時、その式を満たすx、y、zは存在しない、というのがフェルマーの最終定理。
1637年に提唱されたこの式は、なんと1994年にならないと証明されませんでした。冒頭記載した解の公式などは、すぐに証明され、科学などの技術に転用されました。
しかし、フェルマーの最終定理は簡単そうな式とは裏腹に、数学界の超難問の1つに数えられていました。
歴史的建造物などの謎とも違う、知識の300年の謎が、どのようにして解明されたのか。ぜひ、中田さんの動画をご覧ください!
中田敦彦のYouTube大学での必見動画④ ロシア文豪 最高傑作の一つ
4本目のおすすめ動画のタイトルは、
【罪と罰】ドストエフスキー〜天才は人を殺しても罪にならないのか〜
というもので、こちらはロシア出身ドストエフスキーが執筆した物語「罪と罰」についての動画です。
ロシアの都市に住む自分を天才だと自認する貧乏学生が、借金をした老婆とその妹を殺害してしまいます。この物語は、その殺害について、キリスト教の背景、人間模様に左右されながら、苦悩していく様を描いたものです。
中田さんの動画の魅力の一つである、中田さんが登場人物になりながら、物語を解説する様は、まさに中田劇場。分厚い本を読むより、この動画を見た方が、「罪と罰」は頭に入ってくること間違いなしです!
非常に長い物語を1時間の動画に収めた中田さんの手腕はもちろん、物語もしっかり頭に入るのが、中田さんのYouTubeの素晴らしいところです。
ちなみに、「罪と罰」は天才なら一般人を殺害しても良い、という思想が描かれており、これは日本のマンガとして有名な「DEATH NOTE」の着想になった物語でもあるんです。
日本のマンガにも影響を与え、村上春樹さんも影響を受けた作家の有名な作品の一つが「罪と罰」。教養としての文学、ドストエフスキーの「罪と罰」、ぜひご覧ください。
中田敦彦のYouTube大学での必見動画⑤ 中国戦国時代から学ぶビジネスに通じる一冊!
最後にご紹介するおすすめ動画のタイトルは、
【孫子の兵法①】世界最高の戦略書!
になります。「兵法」という漢字だけを見ると、「戦争のやり方の教科書」?「戦い方を教える本」?というような、軍事にまつわる本のように感じられます。
もちろん戦いにまつわる内容もあります。でも、この「兵法」の内容は戦闘がメインではなく、情報収集や人心掌握、経済的な事情を考慮し、いかに戦わないで勝つかをメインテーマにした本なんです。
さまざまな戦争をするにも情報が必要で、人やお金が必要です。実戦は最後の手段で、戦争は速やかに終わらせられる必要があると説きます。
兵法書と聞くと戦争を教える本のように感じますが、戦争をすることは一手段ですが、戦にはあらゆる形態があります。
情報戦、頭脳戦など、戦いはいくらでもあります。それぞれに勝つことで、戦いを有利にできることを説く本なのです。
孫正義さんやビルゲイツさんの愛読書と言われており、この孫子の兵法がただの兵法書ではないことがお分かりいただけるでしょうか。
「孫子」という兵法書から、ビジネスを学べるとは思わない方々もいらっしゃるでしょう。しかし、「ビジネスは戦争だ」と呼ばれるからこそ、孫子の兵法が多くのビジネスマンの愛書となっているのでしょう。
まとめ
今回は中田さんのYouTube大学にある沢山の動画の中から、教養を深められる動画5選をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
歴史書、数学、外国文学まで、非常に多岐に渡るジャンルの動画を配信している中田さんのバラエティの豊富さと、伝える力がひしひし伝わって来ます。
そして、これほど魅力的な本がたくさんあるということも教えてくれるのが、中田さんのYouTube大学の良さではないでしょうか。
これからも、「中田敦彦のYouTube大学」に目が離せませんね!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。